企画展 | 期間 :平成28年10月7日(金)~平成28年12月13日(火) |
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むかしむかし あるところに ――教材としての昔話―― |
開催概要 |
《酒呑童子絵巻》 (部分) 江戸時代 元富有小学校蔵 |
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桃太郎,舌切すずめ,花さか爺――現代でもよく知られる昔話は明治20年代から教科書や児童書などによく取り上げられています。その多くは画家が手がけた可愛らしい挿絵と共に紹介され,子どもたちにとって楽しく身近なものとして学ばれました。本展では,京都市の学校が所蔵していた明治から昭和にいたる資料の中から,教科書を初め,昔話を題材にした様々な教材を紹介します。ユニークな教材の数々からは文筆家や挿絵画家の,子どもを楽しませる工夫が感じられます。また,話の内容やそこに込められた教訓を見直せば,当時の教育に対する考え方も垣間見えてくることでしょう。子どもたちは昔話をどのように受容してきたのか。その変遷を振り返ります。 |
会期 | 平成28年10月7日(金)~平成28年12月13日(火) |
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休館日 | 毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)・12月28日~1月4日 |
会場 | 第1会場:1階 第2展示室 , 第2会場:3階 第3展示室 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで) |
入場料 | 大人200円 小・中・高生100円 (20人以上の団体は,大人160円 小・中・高生80円) ※上記の入館料で常設展示と企画展示をご覧いただけます。 ★★市内の小・中学生は土・日曜日入館無料★★ |
展示作品例 |
◆◇◆今回の展示では絵画作品,教科書など約40点をご紹介します◆◇◆ |
『尋常科用 小学国語読本 巻四』 昭和9年 左: 表紙 中: 「かぐやひめ」 挿絵 右: 「大江山」 挿絵 |
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『通俗伊蘇普物語 二』 明治6年 左: 表紙 右: 「牧人と家牛の話」 挿絵 (河鍋暁斎筆) |
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『末松氏修身入門 生徒用』 明治25年 左: 表紙 右: 「猿蟹合戦」 挿絵 |
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『尋常科用 小学国語読本 巻三』 昭和10年 左: 表紙 中: 「牛若丸」 挿絵 右: 「一寸ボフシ」 挿絵 |
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企画展関連講演会 |
明治時代には,桃太郎や猿蟹合戦といった昔話を題材にした作品が,画家たちによって多く描かれました。そこには,日本が近代国家として西洋と肩を並べようとする中で,国のルーツが見直され,また日本独自の昔話に注目が集まったという背景があります。この講座では,明治期を中心に,昔話を題材にした絵画を紹介し,画家のさまざまな工夫や,作品が生まれた背景などを解説します。
日 時 |
平成28年11月27日(日) 午後2時~3時30分(受付は午後1時30分から) | |
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講師 | 森 光彦(京都市学校歴史博物館 学芸員) |
◆◇お申込方法◇◆
定 員 | 申込先着順 | |
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費 用 | 聴講無料(当日観覧券200円が必要,各種割引が適用できます) | |
場 所 | 学校歴史博物館 | |
申 込 |
以下により学校歴史博物館へお申込みください ●TEL:075-344-1305(午前9時~午後5時まで。水曜休館) ●FAX:075-344-1327 ●ハガキ:〒600-8044 京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437 京都市学校歴史博物館 宛 ●Email:rekihaku-jigyou@edu.city.kyoto.jp ※イベント名,代表者氏名,連絡先電話番号,参加人数(申込方法に合わせて住所・FAX番号・メールアドレス)を明記して下さい ※おかけ間違いのないようご注意ください ※ハガキ,FAX,Emailへの受信確認の返信は行っておりませんのでご了承ください |