お知らせ

事業報告・過去の催し(年度別)

平成20年度

親子凧作り教室

平成20年12月6日

 12月6日(土),昨年から始めた凧作り教室を開催しました。お正月の風物詩である凧を手作りしようということで始めた事業です。当館の地元に「凧の会」として積極的に凧作りを作りを教える活動をされている方がおられたので,協力していただいています。当日は今年一番の冷え込みとなったにもかかわらず,15組の親子にご参加いただきました。
 一から凧を作るのは初めてということで,子どもたちだけでなく,保護者の方も苦心されたようですが,それだけにできあがった凧への愛着はひとしおのようでした。
 参加者の皆様,寒いなか本当にありがとうございました。

開館10周年記念音楽会…合唱教室発表会と唱歌童謡の集い

平成20年11月8日

 学校歴史博物館における唱歌・童謡に関する事業は,平成11年8月に開館1周年記念事業として開催した「サマー・イブニング・コンサート 明治の風琴の音色と懐かしい唱歌を楽しむ」が最初です。この事業は当館が所蔵する明治時代に製作された燭台付風琴(オルガン)(現在は第1展示室にて展示中)を修理し,このオルガンの音色と懐かしい唱歌を聴くコンサートを当館前の運動場にて開催し,好評を博しました。その後,聴くだけでなく歌って参加できる事業として,「唱歌・童謡の集い」をスタートさせ,現在も年3回開催していますが,毎回,多くの方にご応募いただき,抽選が必要となるぐらいの人気事業となりました。


 今年一番の冷え込みとなった11月8日(土),開館10周年記念音楽会「合唱教室発表会と唱歌・童謡の集い」が開催されました。時々小雨が降る悪天候にもかかわらず,322人もの方にご参加いただきました。
 第1部は当館にて毎週金曜日に練習を行っている合唱教室「レッキー」の発表会です。京都市歌に続き,昔懐かしいわらべうたやみんなが知っている唱歌など,池田清美さんによるフルートの独奏を挿んで,28曲を歌い,日頃の練習の成果を発表していただきました。
 第2部は,開館以来当館の唱歌・童謡に関する事業に関わっていただいている森冨美子先生による「みんなで歌いましょう~唱歌・童謡教室10周年記念~」です。「紅葉」や「通りゃんせ」などの懐かしい8曲を,参加者の皆さんと「レッキー」のメンバーの合計400名により合唱しました。
 寒い中,参加していただきました皆様,本当にありがとうございました。

開館10周年記念…京都画壇を語る

平成20年10月25日

 当館は平成20年11月で開館10周年を迎えます。それを記念して,10月3日より特別展「松園・松篁・淳之~芸術家を育んだ京の町~」を開催しており,連日,多くのお客様に来館いただいております。この記念展に関連して,元京都国立近代美術館の主任研究官であり,上村松園に関する書籍をお書きになっておられる加藤類子先生をお迎えして,上村館長との対談を,10月25日(土)午後2時から当館講堂にて開催いたしました。
 好天にも恵まれ,当日は207名の方にご参加いただきました。
 お二人による対談は,自由闊達さを伝統とする京都画壇の歴史,竹内栖鳳をはじめとする巨匠たちが,西洋画と出会い,そしてそれを克服していくまでの苦闘,そして館長による松園,松篁の思い出など,たいへん楽しく,また興味深いお話の2時間となりました。

古文書教室

平成20年9月11日,18日,25日

 秋の古文書教室が,同志社女子大学嘱託講師の五島邦治先生を講師として開催され,9月11日(木),18日(木),25日(木)の3回で,延べ161名の方に参加いただき,町に残る古文書の種類や意味,そして鉾町に残る祇園祭に関する文書や江戸幕府の通達などの文書をお手本に,古文書の基礎的な知識を習得していただきました。
 和気藹々とした雰囲気の中にも,講義終了後に先生に質問される方が順番を待っておられるところは,参加者の意気込みをひしひしと感じました。12月にも開催いたしますので,興味をお持ちの方はぜひ参加してみてくださいね。

篠山市・修徳校関係者交流会

平成20年9月6日

 昭和3年に旧修徳尋常小学校の校舎が兵庫県多紀郡味間村(現在は篠山市)に移築されていることが確認され,開館10周年記念展「なぜ?なに?学校歴史博物館」において,その校舎の「修徳」の校名の入った鬼瓦を展示していました。
 これをきっかけにして,篠山市・京都市の同じ修徳小学校校舎で学んだ方々や学校関係者による交流の機運が高まり,9月6日(土)に当館において,交流会が開催されました。


 当日はまだまだ残暑が厳しかったにもかかわらず,篠山市からは現教育長をはじめ22人もの参加者が集い,また,修徳自治連合会からも小西副会長を筆頭に26人の方にご参加いただきました。
 それぞれグループ毎に10時から約1時間館内を見学され,11時から約1時間30分,3階の講義室にて交流会が開催されました。
 修徳自治連合会からは90歳と89歳という実際にその校舎で学ばれた方も参加され,当時の思い出を懐かしく語っておられました。


 交流会には門川京都市長も参加し,教育に対する想いや地域の活性化への様々な意見を聞かせていただきました。
 当日はわずかな時間ではありましたが,これからの交流と再会を願い,名残を惜しみながらの散会となりました。
 両地域の皆様,本当にご苦労さまでした。

子ども体験教室「日本画に挑戦!」

平成20年8月3日,10日

 恒例の夏休みの小学生対象の体験教室「日本画に挑戦!」が8月3日(日),10日(日)に開催されました。
 今年は電話受付も早々に定員に達するぐらい人気があり,昨年よりも参加者が増え,延べ60人の子どもたちが参加してくれました。
 はじめはいつもの学校で習う絵とは勝手が違い戸惑う様子も見られましたが,みんながんばって作品を完成してくれました。

子ども体験教室「おもちゃの手作り教室」

平成20年8月2日,7日

 夏休みの子どもを対象にした事業の中でも一番人気があるのが,子ども工作教室「おもちゃの手作り教室」です。
 今年は8月2日(土),7日(木)に136人の子どもたちが集まり,低学年,中学年,高学年の組に分かれて,京都市の図画工作研究会の先生方の指導により,それぞれの難易度に見合った工作にチャレンジしてくれました。
 低学年は「忍者ロープ」,中学年は「フーフーボトル」,高学年は「クランクのおもちゃ」を作成したのですが,いずれも動かして遊べるおもちゃです。


 なお,どうしても収容人数の都合で希望されるすべての方に参加していただけません。今年もお電話いただいたにもかかわらず,多くの方にお断りしなければなりませんでした。本当に申し訳ありません。
 冬休みには凧の手作り教室の開催を予定しておりますので,ぜひご参加いただければと考えております。

子ども体験教室「昔の学校を調べよう」

平成20年7月31日,8月10日

 子どもたちにとっては楽しい夏休みの中でもやはり気になるのは宿題,中でも自由研究は何をしていいのかがわからないと不安に思うことが多いかもしれません。開館以来続いているこの「昔の学校を調べよう」はそんな子どもたちの心配に少しでも助けになることを願って開催しています。
 今年は7月31日(火),8月10日(金)に開催し,47名の小学生が集まってくれました。低学年,中学年,高学年に分かれ,明治の子どもたちがノートの代わりに使っていた石盤を使ったり,昔の教科書を使って唱歌を歌ったり,今とは違う昔の学校を体験してもらいました。

子ども体験教室「明治の小学校書写教室」

平成20年7月26日

 明治時代の子どもたちが授業に使った「千字文」をお手本にした,子ども体験教室「明治の小学校書写教室」が7月26日(土)に23人の子どもたちが参加して開催されました。
 「千字文」は中国で作られた,千字からなる漢詩で,日本のいろは歌のように一字の重複もなく構成されていて,日本の小学校でも書道のお手本として用いられたものです。
 当日は京都市小学校書写教育研究会の先生方の指導により,「千字文」の中から好きな一字を選び,団扇に清書しました。子どもたちは難しい漢字がたくさんあるのに少し驚いていたようですが,最後は自分だけのこの世に一つしかない団扇を手に満足そうでした。
 暑い中,ご苦労様でした。

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