過去の企画展 | 期間 :平成25年11月7日(木)~平成25年12月10日(火) |
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開館15周年記念特別展「近代京都画壇を育んだ人たち」 |
監修:上村 淳之(日本画家・京都市学校歴史博物館長) 絵画は作家が夢想した その作家独自の世界に 観る人を誘い, 世界を共有したい,との願いから 生まれるものです。 本展で,その世界を感じてください。 |
開催概要 |
近代の京都画壇は,円山四条派を中心とした近世の伝統を継承していましたが,一方で明治以降に輸入された西洋の表現も積極的に学んでいきました。そうすることで日本の表現の独自性を再認識し,新たな「日本画」の可能性を追求していったのです。
このような,伝統を尊重しながら進取の気性に富むという京都の気風が多くのすぐれた画家を生み,日本画の新たな表現を切り拓いてきたといえます。
本展では,近代京都画壇を代表する9人の画家,西村五雲,上村松園,石崎光瑤,榊原紫峰,土田麦僊,村上華岳,福田平八郎,徳岡神泉,小野竹喬の作品約30点を紹介します。
それぞれの画家が,描く対象をひたむきに見つめ,様々な表現に挑戦しながら日本画の在り方を模索した,その軌跡をお届けします。京都で花開いた,画家たちの多様な個性に触れてみてください。
会期 | 平成25年11月7日(木)~平成25年12月10日(火) |
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休館日 | 毎週水曜日 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで) |
主催 | 京都市学校歴史博物館 |
入場料 | 大人200円 小・中・高生100円(市内の小・中学生は土・日曜日入館無料) 団体(20人以上)の場合は,大人160円 小・中・高生80円 ※上記の入館料で常設展示と特別展示をご覧いただけます。 |
展示作品紹介 |
稀代の美人画家が描く絶世の美女 上村松園《楊貴妃》 松柏美術館蔵 |
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動物の一瞬のしぐさをとらえる巧みな描写 西村五雲《梅日和》 公益財団法人木下美術館蔵 |
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躍動する生命力!色鮮やかな異国の鳥たちを描く 石崎光瑤《緑蔭》 南砺市立福光美術館蔵 |
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生命に対する温かい視線 榊原紫峰《鹿之図》 京料理萬重蔵 |
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見事な人物表現・若き日の出発点 土田麦僊《髪》 京都市立芸術大学芸術資料館蔵 |
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自然に対する真摯な観察 村上華岳《二月の頃》 京都市立芸術大学芸術資料館蔵 |
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あたたかく,みずみずしく……心に染み入る風景 小野竹喬《風雨》 髙島屋史料館蔵 |
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洗練された形態と明るい色彩・揺らぐ波の大胆な表現 福田平八郎《鴛鴦(えんおう)》 個人蔵 |
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心の眼で見た永遠の風景 徳岡神泉《流れ》 京都市美術館蔵 |
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小野竹喬《画室南窓所見》・西村五雲《狐》・福田平八郎《彩秋》 他 |
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解説図録発行 |
上村淳之館長の巻頭言をはじめとする豊富な解説で,多彩な作品をお楽しみください。
販売開始 | 平成25年11月7日(木)~ |
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定価 | 500円 |
仕様 | A4版 44ページ |
記念鼎談「近代京都画壇を育んだ人たち」 |
上村松園,土田麦僊,村上華岳など,展覧会で取り上げる画家の作品を中心に, 近代日本画の魅力やそこに込められた画家の思いに迫ります。
日 時 |
平成25年11月10日(日) 午後2時~3時30分(受付は午後1時30分から |
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場 所 | 学校歴史博物館 |
登壇者 | 上村淳之(日本画家・京都市学校歴史博物館長) 吉中充代(京都市美術館学芸課課長補佐) 小倉実子(京都国立近代美術館主任研究員) |
定 員 | 180名 |
費 用 | 聴講無料(入館料が必要) |
申 込 |
※ご氏名,お電話番号,イベント名をお伝え下さい ※おかけ間違いのないようご注意ください ※定員になり次第,受付終了します (午前8時~午後9時まで。年中無休) TEL:(075)661-3755 FAX:(075)661-5855 電子メールの場合は以下のホームページより申し込めます。 ●パソコン http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000012821.html ●携帯電話 http://www.city.kyoto.jp/koho/m/cc 11月4日(月)以降:『学校歴史博物館』まで (午前9時~午後5時まで。水曜休館) TEL:(075)344-1305 FAX:(075)344-1327 電子メール:rekihaku-jigyou@edu.city.kyoto.jp |